2014年3月12日に発売された2枚目のアルバム『Going to Hell』より。
Sweet Things
[Verse 1]
Evil knocking at my door
Evil making me its whore
I don’t mind if you take what's yours but give me mine
Evil wants you to know
I'm much too young to be owned
I don’t mind if you take what's yours but give me mine
あのひどい奴があたしの部屋のドアを叩いてる
彼はあたしを自分の娼婦にしようとしてるの
別になってあげたって良いわ、あたしの好きに出来るんならね
何であたしを捕まえられないのか知りたい?
だってあたしはすごく若くて自由だから
でも攫ったって良いわよ、あたしに良い事があるならね
[Pre-Chorus]
Hey there little girl
Come inside, I've got some sweet things
Put your hair in curls
Paint you up just like a drag queen
これは小さな可愛いお嬢さん
こっちへおいで、美味しいものをあげよう
髪を綺麗に巻いてあげるし
ドラァグクイーンみたいに美しくしてあげるよ
[Chorus]
I don't mind decay
You are the knight that saves my day
Hey there little girl
Come inside, don't be afraid, I’ll keep you safe
悪い子になるのだって構わないわ
あなたは息苦しい日々からあたしを救ってくれた騎士だから
やあ、小さな可愛いお嬢さん
入っておいで、怖がらなくって良いんだ、君を守ってあげる
[Verse 2]
I’m evil, knocking at your door
I'm evil, making you my whore
I don’t mind if you take what's yours but give me mine
あたしはひどい奴なの、ねえ、早く出てきてよ
あたしは悪い奴なの、遊んでくれるでしょう
何したって良いのよ、あたしが楽しめるならね
[Bridge]
Hey where are you going?
I wasn't through
I'm gonna have my way with you
Hey where are you going?
I wasn't through
I'm gonna have my way with you
Hey where are you going?
I wasn't through
I'm gonna have my way with you
Hey where are you going?
I wasn't through
I'm gonna have my way with you
ねえ、ちょっと、どこへ行くの?
まだ終わってないじゃない
あたしの好きにしてやりたかったのに!
ねえ、どこへ行くのよ?
まだ終わってないわ
あんなに尽くしてあげたじゃない!
[Pre-Chorus]
I am like decay
I rot the ground that guides your way
俺はな、腐っていってるんだ
お前が歩む筈だった素敵な人生も堕落させてあげよう
[Chorus]
Hey there little girl
Come inside, I've got some sweet things
Put your hair in curls
Paint you up just like a drag queen
これは小さな可愛いお嬢さん
入っておいで、美味しいものがあるんだ
髪を綺麗に巻いてあげるし
ドラァグクイーンみたいに美しくしてあげるよ
How you like me now?
Did I succeed and make you proud?
Hey there little girl
Come inside, don't be afraid, I'll keep you safe
ねえ、どうしてあたしを気に入ってるの?
あたしが上手くやって、貴方を満足させたから?
やあ、小さな可愛いお嬢さん
こっちへおいで、怖がらなくって良いんだ、君を守ってあげるから
☆元の歌詞はこちらから。
1.『I'm gonna have my way with you』の訳に迷ってしまったので2つ載せてあります。
ジーニアスの注釈を読む感じだと「この少女は見返りを求めて彼の欲望の犠牲になったのに良いようにやられただけで去られた」みたいなニュアンスなのですが(悪魔みたいな奴を手玉に取ろうとして失敗している)、歌詞全体を通して「あたしも楽しめるんなら良いわよ」と割合積極的なようにも受け取れて(結局手玉に取られているのは変わらないのですが)、「結局まだあたしの好きなようにしてない」なのか「あんたの好きにさせてやるのにどうしてよ」なのかいまいち掴めず…詳しい方いらっしゃいましたらご教授ください。
2.2番の冒頭、少女視点で訳すかevil視点で訳すか迷って少女視点にしました。
全体を通しても少女が悪ぶるのはそんなに違和感がない気がしたのと、男性ではなくテイラーが歌っていたので…合っているか不安なところですが、テイラーは「曲は自分の好きなように解釈するもの」として聴き手に委ねているので好きなようにやりました。
3.イタリックにしているところは男声部分です。
サタンみたいに悪い奴(もしくは悪魔そのものかも)にそそのかされ(性的に)良いように遊ばれるまだ少女の歌ですね。背徳的な香りがします。攻撃的なギターと妖しく纏わりつくような歌声や叫び声が交差して、閉塞的でゴシック的で甘美な、禁断の世界に入り込んでしまうかのような曲です。歌詞、メロディーも含めてとても好きです。
ジーニアスの注釈には大変お世話になりました。『ヘンゼルとグレーテル』や『アーサー王伝説』を意識した歌詞もあるようですね。
小さな少女はいくら大人ぶってもサタンには勝てない。
ボーカルのテイラー・モムセンは大人気ドラマ『ゴシップガール』にも出ていた女優ですが、音楽活動の方に力が入っています。
『Going to Hell』はとても好きなアルバムの一つです。
ゴシックでダークなんだけど中立性を感じるというか、人らしさも悪魔らしさも感じるような。悪魔崇拝というわけではなく、信念、ポリシーを持って悪魔というモチーフを扱っているような感じ。
ゴシックな感じなんですけどその暗黒面に落ち過ぎていないんですよね。充分暗いんだけど悲観的というよりは受け入れている感じ(全ての曲の歌詞を理解しているわけではないので間違っているかも)。
このアルバムが好き過ぎて最近の曲をあまり聴けていません。聴かなきゃ。